松之山〜松代〜川西〜下条の芸術を巡る旅
越後湯沢で友人をピックアップして旅がスタート。越後湯沢から塩沢石打までR17を走り、そこからR353へ入り松之山にある「キョロロ」へ向かいました。(移動時間約1時間)
ここは蝶の標本の他、様々な生き物に関する展示がありました。ヘビをまじまじと観察したのは初めてかも知れない(うちの家の周りにもいるけど)
一通り、展示物を観て巨大な煙突のような展望台へ登りました。暗い階段を160段登ってたどり着いた先の展望台はガラス張りで暑かった。その後、しばらくふくらはぎが筋肉痛。見学時間約50分。
次に向かったのが松代の「まつだい郷土資料館 農と暮らしのミュージアム」と「農舞台」。(移動時間約20分)
資料館は古い農家の家屋を利用して雪国の生活道具を展示してありました。農家の家と言ってもとても大きな家です。障子戸を開け放ってあって風が入ると思わず昼寝をしたくなります。こうゆう家は良いですね。
中には獅子頭の展示も。
資料館と農舞台はすぐ隣なので歩いて行けます。
ここには「棚田」の風景の中に文字が浮かんでみえる作品のほか動物をモデルにした作品が多くありました。説明員のおじさんにしっぽが!!
資料館と農舞台で見学時間約1時間20分
次は「アジア写真映像館」へ向かいます。ここはエリアとしては十日町エリアになっていますが松代エリアから近いです。(移動時間15分)
廃校になった小学校を利用していて、なんだか学校の文化祭に来たような気分になりました。写真の展示もちょっと普通の写真展とは違っていて面白かったです。こんな里山の中に芸術作品が点在しています。(見学時間約40分)
次は川西エリアの「ナカゴグリーンパーク」へ。(移動時間約35分)
広々とした芝生公園やファミリーゴルフ場などがあるところに屋外展示されている作品群があります。「越後妻有レインボーハット」は幻想的で不思議な空間でした。作者が居て詳しく説明してくれるのがいいですね。「レイチェル・カーソンに捧ぐ 4つの小さな物語」も考えさせられる作品でした。ここで失敗が1つ。このエリアにある「光の館」を見学したいと思って行ったのですが見学時間は10:00から16:00まででした。16時過ぎに行ったので見れませんでした。
この日の最後は十日町エリアの下条地区へ移動して「うぶすなの家」へ行きます。(移動時間約30分)
到着したのが閉館時間17:30の10分前でしたが後からも何組かこられていました。
こちらはやきもの美術館ということで多くの作者のやきものがとても斬新な展示方法でたくさんみれました。すばらしいです!
ここを出てもう少し里山の奥へ行くと願入という集落があり、そこには「胞衣 みしゃぐち」という作品があります。
ここは大地の芸術と呼ぶのがふさわしい土で囲われた空間に入る事ができます。ガイドブックでは屋根がある写真が載っていますが大雪と地震で屋根は崩落し、姿を変えたそうです。
ここまでが移動も含めた約6時間の芸術を巡る旅でした。今回、各展示会場を訪れてみて感じたのはそこでガイドをしたり、仕事をしたりしている人たちが本当にこの芸術祭を大切にしているんだなという事でした。どこの展示会場でも入っていくと「こんにちは」「ゆっくりご覧ください」とか「ここの展示作品は〜」と説明をしてくれて作品やその地域の事を愛している気持ちがよく伝わってきました。日本有数の豪雪地帯とも言われる地域ですが夏にその里山の中を芸術を観ながら旅をするのは本当にいい休日でした。